脳卒中コースⅡ(脳梗塞編)

コース概要

脳卒中とは脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、3疾患の総称です。このコースは脳卒中の中でもその大部分を占める脳梗塞(日本では脳卒中の約75%、アメリカでは脳卒中の約87%)の原因診断と急性期治療(線溶療法:t-PA投与、血管内手術:血栓回収術)の考え方・方向性を学ぶコースです。脳梗塞の急性期治療は、現在の救急医療の中で最もホットなテーマの一つです。脳梗塞の原因診断と急性期治療の考え方と方向性を学ぶことで、脳梗塞に対して臨床現場で直ぐに活用できる能力を身につけることを目的としています。

脳梗塞の原因は脳血栓症と脳塞栓症に分かれ、それぞれで治療が違ってきますので正確な診断が重要です。脳血栓症の原因はラクナ梗塞(穿通枝病変)、分枝粥腫型梗塞(BAD:穿通枝起始部病変)、アテローム血栓性梗塞(主幹動脈病変)の3つに分かれます。また、脳塞栓症の原因は大部分が心原性梗塞(主に心房細動)ですが、他に胸部大動脈解離、奇異性脳塞栓症、トルソー症候群(悪性腫瘍の合併症)などがあります。このコースでは、主に、主幹動脈閉塞(内頚動脈閉塞、中大脳動脈水平部閉塞、脳底動脈閉塞)の脳梗塞と脳塞栓症について原因診断と急性期治療(線溶療法:t-PA投与、血管内手術:血栓回収術)の考え方・方向性を学びます。

コースの進行方式は、①総論(脳梗塞の概念と原因、脳梗塞の急性期治療の考え方と方向性)の講義、②実際の症例(ERシナリオ)を使い模擬診療実践(実技)の2部構成で行い、後者(模擬診療実践)が主になります。実際の症例(ERシナリオ)を使った模擬診療実践では、まず模擬診療(実技)をしていただき、その後、症例ごとに各病態の診療マニュアルのまとめを講義(実践的まとめ)していきます。

この方法を用いることで臨床(救急)現場に近い感覚で症例を実践でき、脳卒中、及び脳卒中周辺疾患に対する臨床(救急)現場での初期診療(診断から初期治療まで)マニュアルをより実践的に理解できます。

このコースは、ACLSコースやACLS-EPコースを受講するためには有益と思われますが、ACLSコースやACLS-EPコースの受講に必須ではありません。希望者のみの自由参加コースですので、認定証は発行されません。

コース内容
1.脳梗塞総論
1)脳梗塞の概念と原因
2)脳梗塞の急性期治療の考え方と方向性
(線溶療法:t-PA投与、血管内手術:血栓回収術)

2.脳梗塞の原因症例とまとめ
1)内頚動脈閉塞が原因による脳梗塞
2)中大脳動脈閉塞が原因による脳梗塞
3)脳底動脈閉塞が原因による脳梗塞
4)テント下(小脳・脳幹)脳梗塞
5)心原性脳梗塞(心房細動)
6)トルソー症候群(悪性腫瘍が原因による脳梗塞)
7)胸部大動脈解離が原因による脳塞栓症・脳血栓症

受講条件、コース時間、受講料
受講条件
どなたでも受講できます
コース時間
約4時間
受講料
初回のみ7,000円、2回目以降は無料で何度でも受講可能です。
講師
  1. 河野 寛幸(こうの ひろゆき)
  2. 福岡博多トレーニングセンター理事長
  3. 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医
評価と認定

希望者だけの自由参加コースのため、認定証はありません。

使用テキスト

コース当日に、このコースのための「コース資料」を受付にて配布いたします。

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