心血管系疾患コースⅣ(心不全・心筋炎・たこつぼ症候群)

コース概要

心血管系疾患コース(全4コース:Ⅰ~Ⅳ)は、心血管系疾患において救急現場で重要な7疾患(急性冠症候群、胸部大動脈解離、肺塞栓症、不整脈、心不全、心筋炎、たこつぼ症候群)の病態と初期診療の考え方を学ぶコースです。 心血管系疾患コースⅣは、心不全、心筋炎、たこつぼ症候群の病態生理と初期診療(原因疾患診断法と初期治療)の考え方を学び、臨床現場で直ぐに活用できる能力を身につけることを目的としたコースです。

心不全は通常、①2型呼吸不全・CO2ナルコーシスを伴う場合、②1型呼吸不全を伴う場合、③ショックを伴う場合、の3タイプがあります。これらの病態の違いを血液ガスと心電図で確認することで、 心不全の診断法と初期治療について学びます。心筋炎は心電図でほぼ診断ができます。典型的な心電図所見を確認することで心筋炎の診断法を学びます。たこつぼ症候群は、 以前は良性疾患と言われていましたが、急変して心室頻拍を起こすこともある重篤な疾患の1つで、心筋梗塞(前壁梗塞)との鑑別が必要な疾患でもあります。たこつぼ症候群は、 その大部分を占める心尖部型(80%強)と心室中部型(約15%)でそのほとんどを占めますが、他に臨床的に問題になるのが亜急性期のたこつぼ症候群です。 これらのたこつぼ症候群について、心筋梗塞との比較を含めて診断法について学びます。

コースの進行方式は、①総論(心不全・心筋炎・たこつぼ症候群の概念、心電図でのST-T変化の読み方、心不全・心筋炎・たこつぼ症候群の診断法と初期治療)の講義、②実際の症例(ERシナリオ)を使い模擬診療実践(実技)の2部構成で行い、 後者(模擬診療実践)が主になります。実際の症例(ERシナリオ)を使った模擬診療実践では、まず模擬診療(実技)をしていただき、 その後、症例ごとに各病態の診療マニュアルのまとめを講義(実践的まとめ)していきます。

この方法を用いることで臨床(救急)現場に近い感覚で症例を実践でき、心不全・心筋炎・たこつぼ症候群に対する臨床(救急)現場での初期診療(診断から初期治療まで)マニュアルをより実践的に理解できます。

このコースは、ACLSコースやACLS-EPコースを受講するためには有益と思われますが、ACLSコースやACLS-EPコースの受講に必須ではありません。希望者のみの自由参加コースですので、認定証は発行されません。

コース内容
1.心不全・心筋炎・たこつぼ症候群総論
1)心不全・心筋炎・たこつぼ症候群の概念
2)心電図でのST-T変化の読み方
3)心不全・心筋炎・たこつぼ症候群の診断法と初期治療

2.急性冠症候群の症例とまとめ
(実技、まとめの講義)
1)2型呼吸不全・CO2ナルコーシスを伴う心不全
2)ショックを伴う心不全
3)心筋炎
4)心尖部型たこつぼ症候群
5)心室中部型たこつぼ症候群
6)亜急性期のたこつぼ症候群

受講条件、コース時間、受講料
受講条件
どなたでも受講できます
コース時間
約4時間
受講料
初回のみ7,000円、2回目以降は無料で何度でも受講可能です
講師
  1. 河野 寛幸(こうの ひろゆき)
  2. 福岡博多トレーニングセンター理事長
  3. 日本救急医学会専門医、日本脳神経外科学会専門医、臨床研修指導医
評価と認定

希望者だけの自由参加コースのため、認定証はありません。

使用テキスト

コース当日に、このコースのための「コース資料」を受付にて配布いたします。

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